2017年11月28日火曜日

基に戻す

このブログを久しぶりに更新致します。
2017年、弊社が最も力を入れてきたのは「根域土壌の改良」です。そして、それは「基に戻す」取り組みでもあります。

春以降、全国各地を廻りながら実証圃場を増やし、その具体性・実現性を追求して参りました。大変な被災をされている秋田にも福島にも熊本にも福岡にも伺い、弊社のピートを使った取り組みや、土壌に関する講習会はこの1年間で大幅に拡大しました。
花き野菜を主体に、実証試験を経て本格導入となる産地が増えました。しかしそれは弊社の製品性能が頗る高いのではなく、ピートのもつ特性をしっかりと理解し、現地にあった選択と正しい使い方を実行して頂いたことが成功に繋がっています。

「根域土壌の改良」とは「いつでも容易に足し算(潅水や施肥)が出来る安定した土壌状態にする」ことであると弊社は主張します。
しかし一方で、それはとても困難であることを知っています。
今ある土(土壌)が出来上がるまでにどれだけの時間が費やされてきたか、どれだけの作物栽培が繰り返され、どんな資材や薬品がいくら投入されてきたかを思うとき、”元”に戻すことは不可能と言えます。
しかし、まだ出来ることが残されています。それは「”基”に戻す」取り組みです。
とりわけ日本では様々なメーカーが色々な資材をその効能を最大限うたって営業されていますが、全ては”基”を取り戻すために必要か否かの判断の上にあるべきだと考えます。
それでは”基”に戻すとは一体どういうことでしょうか。
ヒントは次にあります。

1.高い物理性
2.高い安定性
3.高く適正な緩衝能
4.高い炭素率と相反する緩慢な分解性
5.高い腐植酸
6.高い生物性
7.低い含有栄養素
8.低い安定した酸度
9.低い夾雑種の混入
10.低い病原性

これらは厳選された高品質なピートがもつ特性です。
ピートは地球上のあらゆる有機物の中で、類いまれな”高く低い”特性を示します。
ピートは日本の土壌を「”基”に戻す」ことが出来る本命であると信じ、また次の産地に向かいます。
いつも弊社をご支援いただき、ありがとうございます。













2017年3月11日土曜日

3月11日

クラスマン・ダイルマンはこの日を忘れることはありません。
6年目のこの日、いまだに多くの行方不明者の方、避難者の方がいらっしゃること、多くの生活が痛みに耐えていることを深刻に受け止めています。
弊社にできることは何かを毎年この日に鑑みます。
イチゴ、トマト、キュウリ、ネギ、花き、水稲・・・。弊社のもつピートの力と、土壌と生理生態に関するノウハウのすべてを復興のために提供して参ります。
ピートは非常に高いCEC(塩基置換容量)をもちます。このCECが示す大きな緩衝能が、この先の復興を穏やかに包み込み、確実な推進力にかえることが可能であると信じています。



2017年1月1日日曜日

2017、そして引き算

2017年が始まりました。
旧年は多くのご用命をいただきましたこと、ここにあらためてお礼申し上げます。
そして、日本農業・園芸を支える皆様のシーズンが豊かで勇気ある良い年となることを信じております。
本年は旧年に増して、皆様と現地でお会いできることを期待しています。
弊社の2017年の最大ターゲットは”根域土壌の改良”です。
土壌改良とは「引き算」のことです。いつでも足し算のできる土壌状態にしておくことが土づくりの基本なのです。
弊社は皆様の土壌を引き算するための最適な提案をもっています。そして、アジアで唯一、技術駐在員を国内に配置しています。
ご用命ください。皆様のご要望にお応え致します。